劇団ブレードアクター&アクトレス

BladeActor&Actoress

お前たちは、戦禍に放り込まれた民間人だ。
訳の分からないままに殺され、それまで一顧だにしなかった、枯れ尾花と思ってた連中と嫌でも関わらなきゃならない。
妖が人を殺める前に、奴等の祓い方を必死で覚えろ。
お前達が味わった絶望と苦しみを、大切な人達に味合わせたく無いと思うなら、手を抜くことなど出来ないはずだ。
…そうだな、中には大切な人間はもう居ない者もいるだろう。
だからと言って、奇跡のような運命の悪戯を、ただ無為に過ごすのか?
死んでしまえば、どんな形であろうと、誰にも力添えをする事は叶わない。
お前達は自分を知る人達の為に、その刀を振るうことが出来ると私は信じている。
強くなれ。
そんなお前たちを「幽者」と揶揄する者もいるが、そんな戯言は聞き流せ。
お前達が向き合っていくのは、この夕苑市に起こりつつある異変だ。
妖による殺戮が始まりつつある。
止められるのは、私たちだけだ。
この災禍に巻き込まれ、食い止めれるだけの力を手にした私達こそが、この一連の事件の関係者(アクター)だ。
この世は舞台、人はみな役者とシェイクスピアは言った。
ならば私達は、一度きりだった筈の舞台に、二度立つ事を許されるだけの役柄を任されている事になる。
このカーテンコールを終える時まで、共にあることを願う。
以上だ。


総責任者 白聲紗夜の挨拶より

『劇団-ブレードアクター&アクトレス-』は、白聲紗夜が総責任者を務める祓手の秘密組織である。所属するのは、他の祓手達からは「幽者」と呼ばれる者達ばかり。彼らは、少し前まで妖達とは無縁の人生を歩んできた、そんな運命の悪戯に翻弄されることとなった素人達だ。メンバーは、自分達の事を「幽者」とは呼ばず、単に、「劇団員」「団員」と呼ぶ。白聲だけは堂々と胸を張って、「お前たちはブレードアクター&アクトレス」だ、と言い放つ。

劇団が所有する建物は、「小さいが公演も可能な舞台」「レッスン場」「会議室」「メディア編集室」のある本館と、「個人の部屋」「共用スペース」「食堂」のある寮舎に別れる。レッスン場やその他の一部の部屋は、異能を使って通常空間ではない隔絶した特殊空間で作られており、そこでは対妖戦闘訓練などが行われている。

劇団員は、日々トレーニングや勉強漬け。団員はローテーションを組んで、夕苑市内の各地をパトロールしている。パトロールといっても、ぶらぶらと歩いたり、息抜きに遊んだりご飯を食べたりほぼ自由時間。これは、一つ所に固まりすぎると、妖達に気配を悟られ易くなることを懸念した措置であり、警察や目撃情報等を元に、現場に急行する際、各地にメンバーを散らせておく方が効率的であるという判断でもある。故に、パトロールは出来れば、ツーマンセル(二人一組)が望ましい。

劇団本館の名称は、『刀千房-トウセンボウ-(仮)』。
寮舎は、『オゾン荘-(仮)-』。
どっちも白聲のネーミングなので、仮とついている。
敷地は少子化で廃校になった小学校を改装し流用している。そのため、春になると綺麗に桜が花を咲かせる。
また、敷地内の結構な面積には、草が生えており、丈の高い草で視界が効かない場所も多く。夏になる前に、草刈りの決行が待たれている。

日常

団員は、基本的には寮住まいが多い。メンバー全員は一度妖によって殺されているため、その死が公に広がっていたり、同時に家族全員を失ったりして身を寄せる先が無いなどの理由から、身元引受人を兼ねているこの場所で、共同生活を送ることになる。
その例に倣わず、家族が存命し、自らの死が公に広がる前に劇団が対応することが出来た場合は、今までと変わらぬ生活を送ることもできる。ただし、それは家族の安全に責任を負うことが出来ると判断された場合のみだ。

劇団としての体裁を保つことで、ブレードアクター&アクトレスは社会的に存在を許されている。これは、初期メンバーの飛鳥が「若者が昼間からフラフラしてたり、刀を振り回してたりしても怪しまれないのは、ヤ〇ザか劇団くらいだろう」と言ったのが切っ掛けである。結果、その発言の責任をとって、飛鳥が脚本を書き、メンバーを捕まえてレッスンし、定期的にきちんと公演を行っていたりもする。(公演内容に関しては、物語中で触れるかもしれませんが、基本的には設定に留まります)

団員には衣食住が保証され、活動に応じてきちんとお給金が手当される。財源は秘密。
午前午後を問わずトレーニングはいつでも出来る。お風呂も入り放題。
寮内のお風呂は、男女で大きいのがそれぞれ。食堂は少し大きめの台所で、メンバーも調理が出来る。

また、信じられない話だが、ブレードアクター&アクトレス内では恋愛禁止。これは白聲の基本方針。上手く隠れて付き合うのはいいが、もしバレた時は…どうなるのか誰も知らない。

祓手として

祓手として、彼らは妖を知覚する能力を身に着けた。無害なものも、悪意あるものも、等しく視る事が出来る。悪意ある妖は戦って消滅させなければならない。誅滅判断は、白聲が下す。だがそんな悠長な事を言ってられない時は、個人の判断で戦闘行為を行う事が許されている。

いかなる時も祓手として危険な場に赴く覚悟が求められるのが祓手である。窮余の一策として、メンバー全員の手首には、とある使い魔のトゲが巻かれている。初期メンバーの一人、七五三掛(しめかけ)の使い魔にして霊獣、共感能力を持つヤマアラシの『アサ』ちゃんの能力。ヤマアラシのトゲはすぐ抜けて、くるっと手首に巻き付く。緊急時にそれを引きちぎることで、同じくそれを身につけている他のメンバー全員に、居場所が共感され伝達される。

祓手として戦う際は、刀を顕現させることが前提条件。でなければ、身体能力的には常人と変わらない。
刀を出した場合、物理的な衝撃や摩擦では傷をほぼ負わなくなる。だが、妖の攻撃によっては傷を受けたり、場合によっては死亡する。死亡した場合でも、「幽者」はおよそ24時間以内には息を吹き返す事が観測されている。
刀は意識することでノータイムで顕現する。だが、刀を使って立ち回る場面などは、当然目撃される訳にはいかない。
そこで「結界」を張ることが重要となる。団員は、三人揃うことで、刀三本で三角形を形作るように、隔絶空間である結界を作ることが出来る。結界内の景観はそれまでいた空間と変わらないが、全くの別空間であり、一般人は排除され目撃者の心配も無くなる。ただし、三名の内一人でも気を失った場合、その結界は解除される。

『-劇団-ブレードアクター&アクトレス』初期メンバー

『劇団を切り盛りしてくれる一般人』

巣子守 華-スゴモリ ハナ-寮のおっかさん。
おいしいご飯を作りに来てくれている。
有塚 幸助-アリヅカ コウスケ-劇団の金庫番。元銀行員で、お金の管理にシビア。
小此木天満-オコノギ テンマ-演技指導に来ている役者。ちょっと天然だが、演技を評価する目は本物。

劇団内の施設

(イベント 『つばくろ劇団探検隊』 で発見されたオブジェクト)
ピザ窯燕わらびが探し求めた物。
これで石窯ピザを焼きたい。
誰が作ったものかは謎。
動物小屋結構しっかりした作り。
兎とすねこすりが住んでいる。
囲いもあるので鳥も飼える。
井戸謎の井戸。
底がとてつもなく深い。
物を落としても、底に届いた音がしない。
動物小屋の中で飼われている。
お世話は、交代制になった。
名前募集中。
すねこすり外見はほぼ猫。
だがこれでも妖怪。
脛にこすりつく。無害。
鎌鼬古くから日本にいる妖怪。
突き飛ばし、切り、薬を塗る。
無害。敷地のどこかに居る。
ピクシー羽を生やした妖精。無害。
人と話が出来る知性も。
敷地内のどこかに現れる。

とびはねめーかー様
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ぼへ式おっさんメーカーさま
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ゆち式男子メーカー改さま
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